2018年の新春を迎えて
NPO法人そばネット埼玉 会員の皆様 あけましておめでとうございます。 平成30年の新しい年をご家族の皆様お揃いでお迎えのこととお慶び申し上げます。 昨年も国内外ともに激動の年ではなかったでしょうか 世界は人種・宗教の違いによる紛争が絶えなく、世界中がテロの恐怖に怯えていいます。 地震、洪水などの自然災害も克服しているどころか、むしろ人類が自然を破壊してきたことが要因とも 指摘されています。 日本も北朝鮮との大きな問題を抱え大変すが、中国、韓国、ロシアなどの近隣国とも政治的諸課題があってギクシャクしていることが多く、特に私は全麺協で韓国の団体と「そば文化友好交流協定」を締結して交流を続けてきたものですから韓国の友人も多いので心を痛めています。 今や世界の中で自国だけが繁栄し、平和を享受することはできないことは明らかであり、世界が友好の絆で結ばれる日を待ち望むものです。 さて、そば打ち人である皆様にとっては多かれ少なかれ「年越しそば」は大きな行事であり、1年の締めくくりのそば打ちはいかがでしたか。 私も、最盛期は30kほど打って数十軒に配送していたのですが、年ごとに減らし(お亡くなりになるなどもあり)、昨年半分程度になってだ大分楽になりました。 ただ、この複数回続けてのそば打ちが修行に役立つもので、色々実験をしながら打っています。 今回は、最近気になっている「麺棒」です。単純に太目か細目か、すべりの良いのか悪いのかさらに、エンボス加工の麺棒は?といった具合で、直径30mm、28mm、25mmそれぞれ長さ90cm、エンボス(蕎遊庵)、ガス抜き麺棒(2本つなぎ約70cm)を同じそば粉、分量(1:9で1.5k)でやってみました。 機会があれば私が感じた結果をお話ししますが、私の感じでは、使いやすさとスピード感は太目の麺棒が勝り、生地の強さ(私はたたみは12枚なので三分の一を指でカットするときの感触)はエンボス(ガス抜き麺棒を含む)が勝るかなという結果です。 打つほどに新しきこと知らされる 手打のそばの 奥の深さよ 余談が長くなりましたが、NPO法人そばネット埼玉は平成17年に設立してから今年で13年になります。 わずか3団体でのスタートでしたが、会員の皆様の支援のおかげで、現在、団体正会員 44団体で福島、茨城、栃木、埼玉、千葉、神奈川、長野と6県に分布し、個人正会員は団体正会員に所属する会員も多いですが北は青森から南は大阪まで160人となっています。 手打そばはもちろん一人でできます。自分なりに満足すればよいと思います。 でも、日本の伝統食文化である”手打そば”は一様ではなく、各地方によって打ち方も食し方も」独自の文化が受け継がれています。 様々な打ち方、食し方を知ることは、自らの手打ちそばの領域を広げていくこととなります。 そして、何よりも大切なのは、”そば友だちというかけがえのない財産”ではないでしょうか。 この道は果てなく続く迷路でも 行く先々にそば打ち仲間 NPO法人そばネット埼玉はそば打ちを愛する団体や個人の”緩やかな連合体”です。 会員団体(個人)の自主的な活動には介入せず、手打ちそばに関する情報を提供し、手打そばの事業を通して会員同士が交流を図ることが役割です。 そのために、「一般社団法人全麺協の段位認定会」、手打ちそばの技術と知識を学習する「手打そばアカデミーinさいたま」、手打そば普及の主役となる指導者のための「手打そば指導者養成道場」、多様なそば打ちをやそば食を普及するための「全日本さらしなそば打ち名人大会」、「全日本シニアそば打ち達人大会」、「全日本創作そば料理コンテスト」などを開催し、さらに。手打そばを通して食育を実践する「親子蕎麦打ち体験教室」などを開催してきています。 今年も下記の主な事業が予定されています。 1月12〜14日 全麺協素人そば打ち段位埼玉認定会(初二段) 2月11日 第5回全日本創作そば料理コンテスト 3月3〜4日 全麺協素人そば打ち段位埼玉認定会(三段) 6月24日 第2回全日本さらしなそば打ち名人大会 9月 9日 第5回全日本シニアそば打ち達人大会 年3〜4回 手打ちそばアカデミーinさいたま 年間 手打ちそば指導者養成道場(全麺協認証そば道場) 弊法人団体正会員 那須手打ち蕎麦倶楽部主催 4月15日(日) 全麺協素人そば打ち段位那須認定会(初二段)※全麺協に開催申請中 NPO法人そばネット埼玉は、この素晴らしい日本の伝統食文化である「手打ちそば」を継承・発展するための組織です。 今年も、多くの会員の皆さんが協力し合って日本の食文化向上に貢献していきましょう。 会員の皆様が健康で楽しいそば打ち活動ができますことをお祈り申し上げます。 平成30年 元旦 手打そばを愛する団体(個人)をネットで結ぶ NPO法人そばネット埼玉 代表理事 阿 部 成 男 〜1日1食そばを食べて健康〜 |
昨年、多様なそば打ちを楽しむ事業として始めて開催しました。 第1回全日本さらしな名人大会(2017年.4月2日):埼玉県幸手市北公民館(権現堂桜堤前)出場者 |